生徒に暴行、罰金30万円の教諭を停職6カ月 横浜市教委

 横浜市教育委員会は21日、障害のある生徒に対する暴行罪で横浜簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた市立北綱島特別支援学校(同市港北区)の男性教諭(34)を停職6カ月の懲戒処分にした、と発表した。

 市教委によると、男性教諭は昨年11月、体の不自由な生徒をトイレで介助した際、生徒の手が複数回当たったことに立腹し、暴言を吐いた上、肩を殴ったり、胸ぐらをつかんだりした。生徒は揺さぶられた際に後頭部をぶつけ、2針縫うけがを負った。教諭は今年2月、傷害の疑いで逮捕された。

 市教委は監督者責任も問い、校長を同日付で文書訓戒処分とした。懲戒処分を受け、男性教諭は代理人弁護士を通じ、「私の指導やその後の対応に不適切な点があったこと、生徒にけがをさせる結果となったことについて、深く反省している」などとするコメントを出した。

 また市教委は市立坂本小学校(同市保土ケ谷区)の男性主幹教諭(42)を停職1カ月の懲戒処分にした。市立学校に勤務する20代の女性教諭に対し、カラオケ店内で、肩を抱く、キスをするなどのセクシュアルハラスメントを行ったという。

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