「諫早・雲仙温泉駅」要望通らず 利用客の混乱回避で

 諫早市は21日の市議会全員協議会で、九州新幹線長崎ルートの諫早駅名に関し、JR九州から現在の名称「諫早駅」とする通知を受けたことを明らかにした。
 市によると、「新幹線と在来線の駅名が異なると、利用客に混乱を与えかねない」との理由。市側が駅名名称の変更を要望した場合、個別に協議するという。
 諫早駅の新幹線駅名について、雲仙市商工会などが昨年、「諫早・雲仙温泉駅」とするよう同市に要望。しかし、同市側が諫早市に正式な申し入れを行っていないという。市は全協で雲仙市側の動きを説明した上で、「JR九州の意向は市民の理解を得られる」と説明した。

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