佐世保市世知原町で22日、「世知原茶」の一番茶摘みが始まった。関係者によると、今年は霜が少なく、質の良い新芽が育っているという。最盛期は5月上旬となる見込み。
市によると、町内では46戸が95ヘクタールで栽培。昨年は生葉約155トンを収穫し、荒茶約32トンを生産した。世知原茶は、標高が高く、寒暖差が大きい場所で栽培されるため、肉厚な香り高い茶葉になるのが特徴。
この日は同町の田代興一郎さん(69)が、所有する約10アールの茶畑で作業。早生(わせ)品種「するがわせ」を専用の機械で刈り取った。田代さんは「芽の伸びが遅かったから心配したが、出来の良い茶葉になって良かった」と話した。
新芽きらきら世知原茶 佐世保・一番茶摘み始まる
- Published
- 2020/04/23 00:11 (JST)
- Updated
- 2020/04/28 13:26 (JST)
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