大人気!西麻布の老舗酒店が「消毒に使える酒」を開発

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、アルコール入り消毒液の品不足が続いています。東京・港区にある老舗酒店が代わりとなるアルコール度数の高い「お酒」の製造に乗り出し、人気となっています。

厚生労働省はことし3月、慢性的な消毒液の不足のため、アルコール度数が70~83%の酒を「やむを得ない場合に限り」消毒用に使うことを認めました。

港区西麻布で100年以上続く老舗の酒店を営む長野屋の林憲一郎社長は「2月中旬ぐらいから取引している飲食店で『消毒液も入手しづらくなった』と聞いた。アルコールを消毒液の代用品として使うことはできないかと考えた」と、商品化のきっかけを語りました。開発された「消毒に使えるお酒」の商品名は、ずばり『長野屋アルコール77%』という名前です。手に吹き掛けてみると、ほんのりとオレンジの香りがします。

消毒用のアルコール不足から、店には連日、商品を求めて多くの人が訪れています。購入した客は「ホームセンターなどに行っても消毒液がない。全然入手できない。入手できてちょっとほっとした」などと話していました。

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