新型コロナウイルスへの感染が拡大する中、長崎市桜馬場2丁目の市立桜馬場中(本田勝一郎校長、439人)の生徒が21日、自らが使う布マスク作りに取り組んだ。
生徒に命や健康への意識を高めてもらおうと、保健の授業の一環で実施した。マスク作りには、同校OB・OGや地域住民などから寄せられた「長崎くんち」の踊町の手拭いや、生徒が各家庭から持参したハンカチなどを使用した。
生徒はまず、顔の大きさに合わせて手拭いなどをカット。二つ折りにした布の両端に、ヘアゴムや輪切りにした女性用ストッキングなどを通し、裁縫道具を使ってマスクに仕上げていった。
マスクはカラフルな出来栄えで、早速笑顔で装着する生徒も。3年の植田菜奈さん(14)は「意外と簡単にマスクが作れることがわかった。自宅でも作って家族に渡したい」と話した。
同校では臨時休校中の課題として、各家庭で生徒にマスク作りをしてもらうという。
桜馬場中生徒が布マスク作り 長崎くんち手拭い柄も
- Published
- 2020/04/23 15:00 (JST)
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