経産省、新型コロナで決算や総会での柔軟な対応を要請

経済産業省は4月24日、梶山弘志大臣の談話として新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業決算・監査や株主総会の対応について、企業や株主・投資家などへ呼びかけを行った。決算や総会準備への無理な業務を行わないことや、通常と異なるスケジュールや方法の総会への理解などを求めた。

3月期決算で6月末に総会を開催する企業が国内には多いが、談話では無理な出社などで感染者を出すなどがあると、かえってオペレーションに悪影響が出るとして、企業に注意を呼びかけた。また総会については延期や継続会の開催も含め、例年と違うスケジュールや方法の検討も要請した。株主・投資家にもそれらへの理解を求めている。

経産省では総会について、リアルな場を設けながらオンラインで中継したり、ネット経由で議決権を行使したりするといった方式の紹介も行っている。

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