大規模な寄付だけじゃない! 様々なコミュニティを守るため動く著名人

ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIによる国立国際医療研究センターへの1000万円の寄付やタレント・坂上忍の緊急事態宣言が発令されてから解除されるまでの間に得た収入を全て寄付する宣言など、続々と芸能人やミュージシャン、著名人が支援や新型コロナウイルスによる影響が強くなって以降、寄付や支援を表明している。そして、こういった動きは、大規模な業界ではないが、日本サブカルチャーを影で支えてきたコミュニティでも起きている。

新型コロナウイルスの感染が国内で拡大して以降、苦境が続いているミニシアター向けては、映画監督の入江悠氏が、自身の公式ブログでミニシアターの支援を呼びかけ、全国のミニシアターが実施しているクラウドファンディングや会員募集のURLをまとめて掲載した。また、ミニシアターを守るために発足した #SaveTheCinema「ミニシアターを救え!」プロジェクトでは、『万引き家族』の監督である是枝裕和氏や、俳優の井浦新らが賛同し、情報発信している。

3密4業態の中に入っており、強く自粛を求められているライブハウスは、殆どが休業し、収益が得られなくなっており、全国120カ所以上のライブハウスを支援するプロジェクトが4月19日、ロックバンドのtoeが発起人となってスタートした。同プロジェクトには東京事変やNUMBER GIRL、石野卓球、Charaら70組以上のアーティストが賛同。支援特設サイト「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」では、登録されているライブハウスのなかから自分が応援したいライブハウスのECストアを選択すると音源データへのアクセス権を購入できるようだ。

ライブハウスやパチンコ店と同じく、自粛の対象となっているゲームセンターでは、ゴールデンボンバーの歌広場淳が、大きな格闘ゲームの大会なども運営している都内のゲームセンタ・ゲームニュートンへのドネーションでの振り込み支援を行った。歌広場は、格闘ゲーマーとしても知られており、格闘ゲームの重要なコミュニティである中小規模のゲームセンターを守るために動いたと思われる。

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