協力金費用に約50億円 三重県の一般会計補正予算案

三重県は24日、新型コロナウイルスに関する緊急総合対策の費用を盛り込んだ約113億4000万円を増額する一般会計補正予算案を三重県議会に提出しました。

休業要請に応えた企業に交付する協力金の費用として約50億円、また宿泊予約者に延期を依頼するなど感染防止に取り組んだ宿泊施設を支援する県独自の協力金に9200万円を計上しています。

このほかPCR検査の体制強化や病床の確保、また症状が軽くなった人を受け入れるための100室90日分の宿泊施設の確保など、医療提供体制の整備に約7億円。

追加融資枠が2000億円で、実質無利子となる資金制度など中小企業・小規模企業への資金繰り支援として約34億9千万円を計上しています。

さらに、マスクや消毒液などの生産設備への投資を支援するため1億5千万円が盛り込まれているほか、県立学校のオンライン授業の環境整備を進めるために約1億3千万円が計上されています。

三重県によりますと、緊急総合対策の財源の半分は国からの臨時交付金や補助金を充てる想定となっています。

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