マスク、除菌がマナー

 フカセ釣りの名手、比嘉宗信さんは19日、糸満一文字へ釣りに出掛けた。午前6時半に西崎漁港を出船。マスク着用とこまめにアルコール除菌する事を心掛け、少人数しか渡れない港の入り口にある通称「ジャンプ台」に1人で渡った。

 コマセをまくと小型のグルクンやエーグヮーの群れが浮いてきた。仕掛けを入れると最初に釣れたのは小型のカワハギ。それをリリースして仕掛けを入れるとすぐに30センチほどのエーグヮーが釣れた。その後もコンスタントにエーグヮーが釣れ、釣ってはリリースを繰り返した。いろいろな魚を釣りたいのでタックルや仕掛けを変えて海底近くを狙うと、アーガイやイラブチャー、トカジャーなど、さまざまな魚が釣れた。潮が変わると30センチほどのマトフエダイ、40センチのタマンも釣れた。5回ぐらいタマンやトカジャーらしき大物がヒットするが、飲まれ切れや瀬ズレでハリスを切られた。大物は釣れなかったが、12種類の魚が釣れ、リリースした分を考えると10キロ近い釣果に恵まれた。

 長引くと予測される新型コロナの猛威。不要不急の外出は控えたいが、どうしても釣りがしたいならライフジャケットに加えマスクとこまめな手洗いを心掛け、除菌スプレー持参を。また本島から医療体制の脆弱(ぜいじゃく)な離島への遠征は絶対に控えたい。渡船つりぐのぞうさん(電話)098(995)3117。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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