東京・高輪「低すぎるガード下」を2カメラドライブレコーダー「Panasonic CA-DR03TD」で記録してみた【動画あり】

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危険なあおり運転も前後のカメラでハッキリ記録する

CA-DR03TDは、ナビと連携する2カメラのドライブレコーダーだ。

前後の録画に対応し、その場でナビ画面上で再生確認することも出来る。しかもフルHD録画対応だから、高画質な記録を実現させた。業界最高水準となるF値1.4の明るいレンズの採用で、最低被写体照度0.1ルクスでの撮影が可能。ヘッドライト照射範囲外もしっかり録画出来るのがいい。

また「ワンタッチ後方ビュー」機能も備え、近年ニュースでも話題を呼んだアオリ運転といった危険運転行為に対しても、日中・夜間に関わらずナビの大画面でリアルタイムでの確認が出来るのも心強い限りだ。

前後2カメラのドライブレコーダーCA-DR3TD(写真はフロント用)
前後2カメラのドライブレコーダーCA-DR3TD(写真はリア用)

ええっ低過ぎる! 高輪のガード下を2カメラドライブレコーダーで記録

高輪橋架道橋(東京都港区高輪)【2カメラドライブレコーダー「Panasonic CA-DR03TD」撮影動画からキャプチャー】

というワケで、Panasonicの2カメラドライブレコーダー、CA-DR03TDをさっそくテスト。訪れてみたのは東京・港区高輪(たかなわ)だ。

高輪といえば2020年3月、操車場跡地を利用した大規模な街づくりに伴い誕生した新駅「高輪ゲートウェイ駅」が誕生し、漢字・カタカナ混合の違和感のある駅名含め、大きな話題を呼んだ。

そのいっぽうで、電車をくぐり湾岸エリアへ向かう抜け道、通称「高輪橋架道橋(たかなわばしかどうきょう)」の話題をニュースでご覧になった方もいるだろう。

誰が呼んだか「行燈(あんどん)殺しのガード」

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高輪橋架道橋はJR山手線、京浜東北線、東海道線、車両基地への出入庫線、さらに新幹線と、JRの長ーい長ーいガード下をひたすらくぐる一方通行の道なのだが、その橋の高さがあまりにも「低すぎる」。タクシーの屋根に載る行燈(あんどん)を壊すほどの低さから「行燈殺し」とも称されるほど、狭くて低いのだ。しかし高輪側から芝浦や港南方面へ抜けるには絶好の抜け道となっていて、タクシーなどそれなりに通行量も多い道となっている。

そんな高輪の鉄橋ガード下映像を撮ってみた。

通常のドライブレコーダーでも記録はされているが、残しておきたい映像はワンタッチで保存出来るのもポイント。録画した画像はナビ上で地図と映像の2画面を表示でき、地図連動で映像の撮影場所がわかるようになっているのも便利だ。記録媒体はmicroSDHCメモリーカードで、取り出せば自宅のPCに保存したり、映像を観たりすることも出来る。

明るい道路から暗いガード下に入っても変わらずきれいに撮影

高輪橋架道橋(東京都港区高輪)【2カメラドライブレコーダー「Panasonic CA-DR03TD」撮影動画からキャプチャー】

高輪橋架道橋下を走行したのは平日の夕方で、陽も傾きかけた時間帯。斜めからの強い日差しと陸橋下の薄暗さとのコントラストで明暗差が出やすいところ、CA-DR03TDの2カメラドライブレコーダーは画像補正技術(HDR)を上手く使い、難なくきれいに撮影してくれた。

狭く低いガード下は分かってはいても凄い迫力。今にも屋根を擦ってしまいそうでびくびくする。歩行者も背の高い人は首を斜めにしたりしながら歩いている。

実際、背の高いクルマでうっかり侵入してしまったのか、明らかになにか金属のような硬いものでガリガリとやってしまった跡が、頭上のコンクリートにずーっとまっすぐ(しかも複数!)続いているのが痛々しい…

旅先の想い出を気軽に録画可能

実はこの高輪橋架道橋も、2020年4月11日をもって車両の通行が出来なくなった(歩行者は引き続き通行可能)。今後は並行して別の広いトンネル道が開通する予定となっている。廃止目前ということで、当日もガード下でカメラを構える人の様子がドライブレコーダーの映像にも記録されている。

このようにCA-DR03TDは、運転中に遭遇した貴重な走行シーンもムリなく撮れてしまう。

ドライブの最中、ふと目の前に美しい景色が現れたり、開通したばかりの真新しい自動車道を走破したり、珍しい旧車と並走したり…「おっ」と思った瞬間、録画ボタンに触れるだけでOKの手軽さがイイ。

安全・安心のためのドライブレコーダーだが、ナビとの連動でこのような楽しみ方も出来てしまうのだ。

実際の映像はこちら

次回 Vol.3はPanasonic ストラーダF1X(CN-F1X10BD)徹底テスト その2

さて、次回は再びPanasonic ストラーダF1X(CN-F1X10BD)を徹底テスト。大画面10インチの魅力についてさらにご紹介する。お楽しみに。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:小林 岳夫・森山 良雄・パナソニック オートモーティブ社]

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