【「M」連載】三浦翔平◆インタビュー 「『M』への出演は大きなチャンス。ギラギラした90年代を表現できたら」

【「M」連載】三浦翔平◆インタビュー 「『M』への出演は大きなチャンス。ギラギラした90年代を表現できたら」

「M」や「BLUE BIRD」「SEASONS」など、時代を彩るさまざまな名曲で日本の音楽シーンを牽引してきた浜崎あゆみさん。そんな“平成の歌姫”誕生の裏に秘められた出会いと別れの物語を描いた小松成美さんの小説「M 愛すべき人がいて」が初の実写化! 安斉かれんさん、三浦翔平さんのダブル主演、鈴木おさむさんが脚本を手掛け、ドラマを盛り上げます!!

4月25日放送・第2話では、マサ(三浦)がアユ(安斉)の所属事務所社長・中谷(高橋克典)と対峙。マサは業界ではご法度とされるアユの引き抜きに加え、歌手として育てたいと頼み込みます。大浜(高嶋政伸)は「勝手な引き抜きはルール違反」だと警告しますが…。その後、マサはアユにアメリカ・ニューヨークへ渡り、レッスンを受けるように指示。祖母の幸子(市毛良枝)らに背中を押され渡米したアユでしたが、そこでは厳しいトレーニングが待ち受けていました。一方、マサの部下・流川翔(白濱亜嵐)は、マサの案でガールズユニットのプロデュースを受け持つことに。候補生となった玉木理沙(久保田紗友)は、アユに負けたくないと息巻きます。そんな中、厳しいレッスンに落ち込むアユの前にマサが現れて…。

アユという原石を発見し、激動の音楽業界に一石を投じようとするマサ。インターネットTVガイドでは、そんなマサを演じる三浦さんにインタビュー! 周りからの反響や話題作への出演で感じていること、役柄についてなどを伺いしました。

── まずは本作への出演の決め手を教えてください。

「僕に断る権利なんてないです(笑)。お話をいただいたら必ずやる役者なので、断ったことは一度もないです!」

── 周りからの反響はいかがですか?

「さすがにもう10年以上芸能界にいるので、いろんな人から『やるんだね、頑張ってね』って。あとは世間的な目を気にすれば、良くも悪くもすごく注目度が高い作品ですよね。浜崎さんのファンの方だったり、当時を知る人たちから見れば『こんなの全然違う』と言う人もいると思うんです。でも、これだけ反響があるということは、テレビ離れなどでドラマを見なくなってきている時代にあって、大きなチャンスだと思っています」

── そんな話題作への出演にあたって、役作りはどのようにしていますか?

「今回は原作があって、それを脚本でおさむさんの色を付け足しながらということで、若干原作とは違った部分も出てくるんです。けれど、『とにかくとんがってやってほしい』という意見もいただきましたし、ギラギラした感じの1990年代を表現するべく役作りをしています」

── 鈴木さんとは同局のドラマ「奪い愛、冬」でもタッグを組まれていますが、いかがですか?

「台本については、おさむさんと何回も話しています。少し劇的なシーンには“らしさ”が出ているかなと。原作のアユの物語と、おさむさんの物語をミックスした時に生まれる違いを、ファンの方や『M』の2人に関わる皆さんに失礼のないように表現できるか試行錯誤しています」

── そんな鈴木さんの脚本に対して、原作を読まれての感想も教えてください。

「成美さんの原作では、アユのピュアな気持ちを感じ取れて。これだけ深くマサを愛していたんだなと思いました。恥ずかしながら泣いてしまうところもありましたし、今こうして大人になって、当時聴いていた曲の意味を知れたりと…。アユの純粋な恋の気持ちを知ることができました」

── マサは三浦さんの目にはどういう人物に映っていますか?

「実在する方なので、すごく難しいんですよ。おさむさんの脚本でいうと、マサはアツいキャラクターに仕上げています。先見の明があって、周りがなんと言おうと自分が決めた道を突き進むような、結構グイグイいくタイプの男性です。輝楽(天明)さん(新納慎也)という自分よりも才能のあるプロデューサーと出会って『ぜってぇ負けねぇ』というセリフが何回も出てきますし、ハングリー精神の塊ですよね」

── なるほど。そんなマサに対してご自身はハングリー精神がある方ですか?

「ありますよ、もちろん。ボウリングやダーツなど、ちょっとした友達との遊びでは負けず嫌いが出たりします。でも、さすがに10代、20代の頃に比べると部活もやってないですし、試合もないし…ハングリー精神が出ることは少ないかもしれないですね」

── 安斉さんについての印象をお聞かせください。

「すごく“アユっぽいな”というのが第一印象でした。いい子で、純粋な20歳です」

── 以前に、安斉さんから三浦さんは現場でアドバイスをくれるというお話がありました。具体的にどのようなお話をしているんですか?

「指導なんて、そんな偉そうなことをしたことはないです!(笑)。リハーサルの日があったんですが、自分が動きたいイメージに合わせての芝居をお願いしたり…それぐらいです」

── 他にも高嶋さんや田中みな実さんなど、豪華メンバーが出演されます。共演される中で楽しみなことを教えてください。

「アユとマサ以外は、結構キャラクターが濃いんですよ。飛び道具ばっかりで…(笑)。主軸のストーリーを作っていく2人と、いろんな人たちのスパイスでどう化学反応が起きるか楽しみです」

── テーマとしても音楽が欠かせないドラマになりますが、三浦さんが普段聴く音楽を教えてください。

「寝る時とかは、ヒーリングミュージックとかを聴いてますね。あとは、人気ランキングのTOP100だったり…。最新から昔の曲まで混ぜこぜな感じです」

── では、最後にドラマの見どころをお願いいたします。

「“ジェットコースター・ラブストーリー”らしいので、1話の中に見どころがいくつもあります。キャラクターも濃いですし、話も面白いと思いますので、アユの成長物語も含めて楽しんでいただきたいです。キャスト、スタッフ一丸となって作っているので、ぜひ楽しみにしていてください!」

── ありがとうございました!

【プロフィール】


三浦翔平(みうら しょうへい)
1988年6月3日生まれ。東京都出身。2007年、「第20回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞と理想の恋人賞を受賞。08年のドラマ「ごくせん 第3シリーズ」(日本テレビ系)や、同年の「恋空」(TBS系)などの話題作に出演。以降は「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(フジテレビ系)や、「東京全力少女」(日本テレビ系)、「好きな人がいること」(フジテレビ系)、「奪い愛、冬」「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(ともにテレビ朝日系)など、さまざまな話題作に出演。今年には2夜連続ドラマ「教場」(フジテレビ系)にも出演。

【番組情報】


「M 愛すべき人がいて」
テレビ朝日系
土曜 午後11:15~深夜0:05
※ABEMAで独占配信

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●締め切り:2020年5月18日(月)正午

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テレビ朝日担当 I・S
撮影/尾崎篤志

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