笑顔のフォトブック完成 若手が商店街の魅力発信 五島・福江

商店街店主の笑顔写真などを掲載したフォトブックを完成させたBMKのメンバー=五島市末広町

 五島市中心部商店街の若手団体「BMK」(平田修一代表、8人)が、笑顔の店主の写真や、各店舗のセールスポイントを紹介するフォトブックを完成させた。飲食店や小売店など計69店舗を掲載し、商店街のほか、市内の公共施設や宿泊施設にも配る予定。メンバーは「商店街に親近感を抱き、足を運んでもらうきっかけになれば」と願う。
 市中心部では約200店舗(昨年12月現在)が営業する一方、空き店舗は約80店舗に上る。2、3代目として店を営む20~40代の経営者らでつくるBMKは、商店街活性化のためフォトブック作成を企画。昨年12月から仕事の合間に撮影や編集に取り組み、福江商店街連盟が先月発行した。
 こだわりは、店主や従業員の顔が見えること。普段から「店の前を通ることはあっても、どんな人が営んでいるか知らない」との声もあったため、笑顔の店主らを掲載することで来店しやすい雰囲気づくりを目指した。店のこだわりをユニークに伝えるキャッチフレーズ、営業時間やキャッシュレス対応の有無などの基本情報も記載している。
 BMKは「どの店舗も協力的で、創業当時の話を熱く語ってくれる店主が多かった。多くの方に見てほしい」とPR。個別販売も予定している。

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