悪性リンパ腫で闘病中の笠井信輔アナウンサーが、24日放送のフジテレビ系『とくダネ!』に生出演し、今月中に退院できることを報告しました。
病室から番組に生出演した笠井アナは、番組冒頭で
「ご報告があるんですけど、私ここまでずっと悪性リンパ腫と闘ってきましたが、無事に今月中に退院できることになりました」
と報告。続けて
「まだ最終チェックは残っているんですけど、病院の先生方、看護師のみなさんのおかげをもちまして最悪1年と言われていたところ、最短の4か月半での退院でき、本当に全国のみなさんから応援のメッセージをいただいて感謝しています」
と語りました。
しかし、前日に女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったことを受け、
「昨日の訃報でそういった喜びというものはすべて吹き飛びました」
と悲しみの表情で語る笠井アナ。加えて、岡江さんが乳がんの放射線治療による免疫力低下で重症化したとされていることについて
「岡江さんはわたしと全く同じ時期にがんの治療されていて、その治療のために重症化した可能性が高いという発表を聞いて、私だけでなく全国のがん患者さんの皆さんが自分は大丈夫なのかと、わたしもこれで退院していいのかと、みんな心配しているんですよ」
と不安を訴えます。
さらに
「本当にここは我慢だと思うんですよ。私達がん患者のためじゃなくて、世の中のため。そして医療崩壊をさせないためにも我慢して家の中にしばらくしていただけないかなと。自分もそうしますから」
と呼びかけていました。
これを受けて視聴者からは
「笠井さん退院できるんだ。良かったですね。退院後くれぐれもコロナに注意してください」
「昨日亡くなった岡江久美子さんの件もあるので、複雑だと思うけれど、退院したら、ゆっくり休んでください!」
「退院は明るいニュースですが、それこそ岡江久美子さんと同じく免疫力低下があるだろうから帰宅後新型コロナに感染したら大変なことになりそう」
「笠井アナの気持ちが物凄く分かる。本来なら退院が決まったら嬉しさで毎日ワクワク出来る筈だけど、がん闘病、治療中治療後の身としては“新型コロナウイルスに感染したら…”って恐怖の方が勝つ…。私も今そうだから…」
「退院出来るの本当に良かったけど、岡江さんの話も重なって、体が弱くなっている人の為にも予防と外出自粛ちゃんとしようと思う」
「笠井さんおめでとうございます! よかった! でも…確かに今の時期の退院は危ないかも…。皆んなおうちにいようね! 自分のために、家族のために、友達のために、誰かのために、みんなのために!」
といった声が寄せられていました。
退院後もしばらくは不安な日々が続くこととなってしまいそうですが、なによりも体調には気をつけて何事もなく過ごされるようにと祈るばかりです。(文◎絹田たぬき)