神奈川県座間市緑ケ丘の市立かにが沢公園で25日、こいのぼり16匹と「コロナに負けるな」の横断幕などが掲揚された。こどもの日を前に地元住民でつくる「かにが沢鯉(こい)のぼり実行委員会」が設置。進藤敏行委員長は「休校中の子どもたちが元気になってくれればうれしい」と話している。
市内でこいのぼりを見る機会が年々減少する中、家庭などに眠るこいのぼりを掲揚しようと2000年から始まった催し。これまでに地域住民から40匹以上が寄せられている。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請を受け、今年は中止の方向で一度は検討を進めた。「悩んで市に相談すると、ぜひ子どもたちを励ましてほしいと言われ、掲揚を決めました」と進藤さん。「コロナに負けるな」の横断幕も急きょ制作し、公園内の通路脇に取り付けることも決めた。晴天に恵まれた同日、公園を訪れた子どもたちは早速こいのぼりに見入り、笑顔を見せていた。掲揚は5月5日まで。