「吐き気がした」 坂上忍『バイキング』に医療従事者たちが大激怒!? 「あれだけメディアは恐怖を煽っておいて次は感動ポルノか?」

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4月24日放送の『バイキング』が作成した映像「感謝 最前線で戦う医療従事者の方々へ フライデーオペレーション~ありがとう~」が“不評”を超えて“怒り”さえ買っています。

「フライデーオペレーション」自体は、医療従事者を中心に保育や介護、物流事業者らに対して、多大な感謝の気持ちを伝えるムーブメントとして広まっています。

通常は、一般の人たちが“自主的”に弾幕や映像で感謝を贈るわけですが、『バイキング』のソレは、MCの坂上忍を画面の中央に添えて、曜日ごとの出演者やコメンテーターらがコマ割りで“勢ぞろい”して、「愛は勝つ」のBGMとともに、医療従事者たちに対して「あなたの勇気 ありがとうございます」とメッセージを送るシロモノ。

フットボールアワー、ヒロミ、薬丸裕英、東国原英夫、おぎやはぎ、ブラックマヨネーズ、アンガールズ田中、甲斐よしひろ、アンミカ、ガタルカナル・タカなどなど…総勢22名の出演者たちが“自主的”に動いたかどうかは分かりませんが、この「フライデーオペレーション」が極めて評判が悪いようです。

<吐き気がした。医療従事者ですが、ただただドン引きです>ようです

<PCR検査数を増やせって、さんざん言ってましたよね?>

<医療現場の人間はバイキングのおかげで苦しめられてます>

<さんざん不安がらせて医療崩壊させて、今度は拍手ですか?>

<あなたたちマスコミだけには、応援されたくないです>

<坂上さんや東国原さん、頼むから、黙っててください>

<あれだけメディアは恐怖を煽っておいて次は感動ポルノか?>

一般の視聴者だけではなく、当の医療従事者たちの怒りをも買ってしまったようです。

MCの坂上は、緊急事態宣言中のギャラをすべて寄付するとして、「タダ働き宣言」をしました。いたって本人は「本気」だとは思いますが、見方によっては、「右手で殴っておいて左手で握手を求める」ような、矛盾だらけの番組を続けていく“罪の意識”に対する「贖罪」とも受け取れます。

そこにはたして、新型コロナウイルスの恐怖に怯えながら、最前線で職を遂行する当事者の存在はあるのでしょうか?

<これほど自己完結している番組を見たことがない>

そんな辛辣な声までありましたが、誰が“自主的”にコレをやろうと思ったのでしょうか?

これで坂上以外の出演者たちが、「普通にギャラをもらって拍手をしていた」…などということであれば、医療当事者たちのみならず、その医療従事者を応援する一般の人々をも侮辱していることになるでしょう。

さすがに“ノーギャラ”であると信じたいところです。(文◎編集部)

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