手作りマスク479枚寄贈 長崎・伊良林小児童にPTA有志

手作りしたマスクを児童代表に贈る保護者(右)=長崎市立伊良林小

 新型コロナウイルス感染防止のため、長崎市伊良林1丁目の市立伊良林小(野中正樹校長)PTA有志で読み聞かせなどに取り組んでいる「こあらくらぶ」(小川泰子部長)は21日、全校児童479人に1枚ずつ手作りマスクを寄贈した。
 「マスクが入手困難な中、子どもを守ろうとしても守るすべがない。不安な保護者の力になろう」と冨田幸子さん(45)が発案した。くらぶのメンバーのうち10人が学校の家庭科室と自宅で作業し、臨時休校前の21日に間に合うように仕上げた。
 同小体育館で贈呈式があり、くらぶからは6人が出席。冨田さんは「マスクはせっけんでよく洗って、自分の身は自分で守る一歩にしてください」と話し、生徒を代表した6年生3人にくらぶの3人がマスクを手渡した。受け取った6年の山口紗愛さん(11)は「学校は休みになるけど、マスクを大切に使って病気を予防したい」と感謝の言葉を述べた。

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