【新型コロナ】横浜で1人死亡 神奈川県内新たに16人感染 クラスター発生の2病院医師ら

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、横浜市は26日、70代の女性が死亡したと発表した。また、既に多数の感染者が出ている市内の医療機関の医師や看護師らを含め、神奈川県内で30~90代の男女計16人の感染が新たに判明した。

 横浜市によると、死亡した女性は9日に入院後、19日に容体が悪化し、25日に死亡した。3月31日に発症した50代の女性会社員の母親だった。県内の死者は26人となった。

 また、市内では新たに11人の感染が確認された。このうち聖マリアンナ医科大横浜市西部病院(旭区)では、30代の男性看護師と、80~90代の入院患者の女性2人の計3人が判明し、同病院に関係する感染者は計17人に増えた。

 菊名記念病院(港北区)でも50代の男性医師と30代の女性看護師が新たに判明し、感染者は計14人。このほか、ケアハウスに勤務する50代の女性看護師も発症し、この施設の感染者は計5人となった。

 川崎市では4人。重症者はおらず、宮前区の50代のパート女性は陽性患者の家族。藤沢市は60代の自営業女性で、今月18日以降に発熱や味覚障害などが表れ、軽症だが入院しているという。

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