横浜の名店の味やB級グルメのテークアウトはいかが─。新型コロナウイルス感染拡大の影響で外食をする人が減少する中、横浜駅東口の体験型複合施設「アソビル」(横浜市西区)内の飲食フロア「アソビル横丁」の各店がテークアウト用メニューを次々と打ち出している。
アソビル横丁は「横浜が好きな人による、横浜を好きになってもらうための場所」をテーマに、地元の人気店をはじめ個性豊かな17の飲食店が集積。そのうち8店舗が自慢の味を楽しんでもらおうと、テークアウトサービスを行っている。
ラーメン店「横濱丿貫(へちかん)」は、汁なし麺の提供を始めた。濃厚な煮干しペーストがたっぷり入った混ぜそば「汁なしニボ二郎」(780円)など、趣向を凝らしたメニューが評判になっている。立ち食いすし店「鈴な凛」は、「バラチラシ」(1059円)や握りの詰め合わせを販売。和食居酒屋「ゆうや裏横」は、天丼や各種定食をそろえた。ハンバーガー店「ダイゴミバーガー」は、飲食宅配代行「ウーバーイーツ」による宅配にも対応している。
同施設広報担当の道端咲恵さん(33)は「テークアウトを強化し、これまで通り、食の楽しみを提案していく。おいしい料理で地域を元気づけたい」と利用を呼び掛ける。
各店のテークアウト情報は、アソビルのホームページ、アソビル横丁公式ツイッターに掲載している。