冒険ロマン挿絵展 未発表作品も

国の展示施設である昭和館では、昭和の子どもたちの夢を育んだ挿絵画家たちの貴重な原画などが展示される予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大で開催見合わせとなりました。その一部をご紹介します。

3月に開催を予定していた特別企画展「SF・冒険・レトロフューチャー~ぼくたちの夢とあこがれ~」は戦中から戦後にかけて活躍した挿絵画家たちの画業を紹介する特別企画展です。

その中でも、後にプラモデルの箱絵で人気を博した小松崎茂さんの初公開となる貴重な原画がありました。それが、1956年に講談社から創刊された「少年少女世界科学冒険全集」の表紙絵です。

全35巻のうち34巻分の表紙絵を描いており、1枚を除いて貴重な原画が初公開される予定でした。当時の原画がまとまって残っているのは珍しいということです。

他にもさまざまな展示がある特別企画展は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催を見合わせていますが、昭和館はユーチューブで展示の解説動画を特別公開しています。

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