初期消火スムーズに 住民向けの使用説明書 島原市消防団

住民向けの消火栓使用説明書

 火災発生時、消防到着前のスムーズな初期消火につなげてもらおうと、島原市消防団第14分団が住民向けに、消火栓の使い方や手順などを分かりやすく示した使用説明書を作成した。
 町の至る所に整備された消火栓だが、「とっさに使えない」などの声を受け同分団総務部長、佐藤元俊(まさとし)さん(38)が発案。写真を多用し、吹き出しや矢印で消火栓のふたの開け方、ホースの連結の仕方などが一目で分かるようにした。
 管轄する安中地区で消火栓近くのホース格納箱47カ所へ貼り付け、今後は市内全約600カ所にも広げる方針だ。火事の際はまずは119番。その上で「自分の町を守るのは地域の住民。説明書を役立て、みなさんの力を貸してください」と佐藤さん。

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