鮮やかツクシシャクナゲ 諫早・高来で祭り

今年も花を咲かせるツクシシャクナゲ =諫早市、しゃくなげ高原

 長崎県諫早市高来町のしゃくなげ高原で、第6回多良岳ツクシシャクナゲ祭り(同町山林協議会主催)が開かれ、訪れる人の目を楽しませている。
 市の花で「多良岳の貴婦人」と呼ばれるツクシシャクナゲは、ツツジ科の常緑低木。7枚の花弁と14本のおしべが特徴で、4月下旬から5月にかけて、濃いピンクから次第に白く変化する花を咲かせる。
 地域特性を生かした農林水産業をと、同協議会は市と連携し、2022年度までの10年間で同高原や轟峡上流の大渡に約3千本の植樹計画を進めている。地域住民にも呼び掛け、これまでに2千本余りを植栽。標高700メートルの高原には散策路が整備され、歩きながら花を楽しむことができる。祭りは5月6日まで。

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