新型コロナウイルスの感染防止で外出自粛が要請される中、週末の沿岸地域が混雑していた問題を受け、藤沢、鎌倉、逗子、葉山の4市町が25日に行った通行車両の合同調査の結果、海岸沿いで確認された県外ナンバー車両は14%にとどまった。各市町の担当者らは「県からの呼び掛けや掲示物などを通じ、外出自粛の方向に向かっているのではないか」と効果が出ていることを評価した。
調査は、沿岸の国道134号や県道沿い計6カ所で25日(土曜日)午後2~4時に実施。いずれも渋滞などは発生しなかったといい、各市町は「前週はかなり渋滞したが、25日は通常の土日よりもすいているくらいで、良好に車が流れた」と、懸念された混雑が緩和されたことを確認した。
県外ナンバーは、19日に鎌倉市が市内で単独で行った調査時は約3割確認されていたが、今回は鎌倉で15%と半減したほか、葉山が14%、藤沢と逗子は13%。各市町はこの結果を踏まえ、ゴールデンウイーク中の対策を検討する。
また、三浦市も25、26の両日、市中心部で独自に調査を行い、2日間の平均で県外ナンバーは約7%だった。