「MLBドリーム・ブラケット」 ヤンキースとRソックスが準決勝進出

注目のシミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」は、現地時間4月27日にアメリカン・リーグ側の準々決勝が行われ、ヤンキースがアストロズ、レッドソックスがホワイトソックスをそれぞれ破って準決勝進出を決めた。現地時間28日にはナショナル・リーグ側の準々決勝が行われ、カージナルスとレッズ、ドジャースとブリュワーズが対戦する。

ヤンキースとアストロズの対戦は、第7戦までもつれる激戦となり、ヤンキースが4勝3敗でアストロズを破って準決勝進出を決めた。

第1戦は、レジー・ジャクソンがアストロズ先発のノーラン・ライアンから先制2ランを放ち、ジョー・ニークロからも貴重な追加点となるソロアーチ。ジャクソンの2本塁打で奪った3点を、ホワイティ・フォード、デーブ・リゲッティ、マリアーノ・リベラによる完封リレーで守り抜いた。

第2戦をヤンキース、第3戦をアストロズが勝利して迎えた第4戦は、ヤンキースが1点ビハインドの9回表にデレク・ジーターのタイムリーで同点に追い付くも、アストロズはその裏、クレイグ・ビジオの死球をきっかけにリベラから二死満塁のチャンスを迎え、ヨギ・ベラの捕逸によりサヨナラ勝ち。まさかの展開で対戦成績は2勝2敗となった。

第5戦をヤンキース、第6戦をアストロズが勝利して迎えた第7戦は、アストロズ打線がロン・ギドリーを攻略し、6回表終了時点で5点をリードした。しかし、ヤンキースはジャクソンとベーブ・ルースの本塁打などで1点差に迫り、9回裏には剛腕ビリー・ワグナーからミッキー・マントルが起死回生の同点アーチ。試合は延長戦に突入し、延長12回裏にブラッド・リッジからベラが2ランを放って劇的なサヨナラ勝利でヤンキースの準決勝進出が決定した。

レッドソックスとホワイトソックスの対戦では、最初の2ラウンド合計で防御率2.47という好投を見せていたホワイトソックスの先発左腕カルテット(ビリー・ピアース、クリス・セール、ウィルバー・ウッド、マーク・バーリー)をレッドソックス打線が攻略。ホワイトソックス先発陣は防御率7.11に終わり、レッドソックスが4勝1敗で準決勝進出を決めた。

第1戦をレッドソックス、第2戦をホワイトソックスが勝利して迎えた第3戦は、両軍のロースターに名を連ねているカールトン・フィスクがレッドソックス打線を牽引。セールから3ランを放つなど、単打が出ればサイクル達成という6打数3安打6打点の大活躍でチームの勝利に大きく貢献した。

レッドソックスはその後、第4戦と第5戦にも危なげなく勝利し、1勝1敗からの3連勝で準決勝進出が決定。デービッド・オルティスは21打数2安打(打率.095)、7三振と元気がなかったが、フィスクとテッド・ウィリアムスが2本塁打ずつを放ち、ウェイド・ボッグス(19打数8安打、打率.421)とノマー・ガルシアパーラ(23打数9安打、打率.391)の1、2番コンビが機能したのも大きかった。

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