三重県立学校5月末まで休校 高校はオンライン授業

三重県教育委員会は28日、新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて、5月6日までとしていた県立学校の休校期間を5月末まで延長すると発表しました。

新型コロナウイルスの対策会議で、三重県教育委員会の木平教育長が報告したものです。

県教委は、これまで県立学校の休校期間を5月6日までとしていましたが、県内外の感染状況を踏まえ来月6日まで実施される緊急事態措置の効果の見極めが必要だとして、休校期間を来月末まで延長すると発表しました。

県立高校では休校期間中、オンラインでのホームルームを平日の毎朝行うほか、学校の状況に応じて週3日から5日、午前中の2限でライブ授業を実施することにしています。

そのほかの時間は、プリントでの学習や進路なども含めたオンラインでの個別面談にあてることにしています。

県教委によりますと、現時点でオンライン授業などを受けるためのネット環境が整っていない生徒は、特別支援学校も含めて約1000人いるということですが、これらの生徒には5月11日から順次機器を貸し出すということです。

また、休校延長に伴い夏休みは縮されることになり、期間は各学校が設定し、年間の指導計画と合わせて5月8日までに県教委に報告されます。

県教委は、休校延長の内容を県内の市や町の教育委員会に通知しました。

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