【新型コロナ】PCR簡易検体採取所、「ドライブスルー方式」で10カ所程度開設へ 横浜市

横浜市役所

 横浜市は28日、PCR簡易検体採取所を市内10カ所程度に開設する、と発表した。自動車に乗った患者の検体を窓越しに採取する「ドライブスルー方式」を中心に整備する方針。

 市は、検査強化費1億6400万円を計上した2020年度一般会計補正予算案を、5月12日開会の市会第1回臨時会に提出する。

 市によると、対象はかかりつけ医、帰国者・接触者相談センター、区が感染が強く疑われると判断した市民。本人、または家族が自家用車を運転して来場できることが条件になる。検査には予約が必要で、所要時間は1人5~10分程度を見込み、委託先の民間機関が分析する。

 市は病院の駐車場などに開設することを想定し、5月初旬の本格運用に向けて市医師会と調整している。ただ開設しても、設置場所は非公表とする考えだ。

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