米CDC、新型コロナウイルス感染症の症状例を追加 味覚嗅覚異常も

 アメリカの疾病予防管理センター(CDC)は今週に入り、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状について新たに6つを追加し、ホームページで公表した。また、深刻な状態を示す症状も別途示し、こちらに該当する場合はすぐに受診するよう呼びかけている。

新たに6つの症状を追加、すぐに受診すべき症状も例示

米CDCが新たに示した症状のリスト(ウェブサイトより)

CDCが新たに例示したのは「頭痛」「悪寒」「寒気」「筋肉の痛み」「喉の痛み」「味覚または嗅覚の異常」の6つ。以前より示していた「発熱」とあわせ、この7つのうち2つ症状が出れば感染の可能性があるとしている。またそれとは別に、以前より「せき」「息切れ、または呼吸困難」のいずれかがあれば罹患の可能性ありとの見解は維持している。

日本でも著名な野球選手が訴えたように多くの症状が見られるようになっており、今回症状を追加するにあたってCDCも「軽度から重度まで、かつ幅広い症状が見られる」とした。

また、これとは別に「呼吸困難」「胸の継続的な痛みや圧迫感」「意識混濁または意識障害」「顔や唇が青みを帯びる」といった症状がひとつでもみられた場合、深刻な状況だとしてすぐに医療機関を受診するよう求めている。

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