【イギリス】チェルシー・フラワー・ショーに出品予定だった庭木、ロンドンの病院に寄付

毎年恒例の園芸イベント、チェルシー・フラワー・ショー。通常は5月半ばに開催されるが、今年はほかのイベント同様、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止が決まっている。

そのため、このフラワー・ショー用に準備されていた何千という植物の多くが行き場を失っていたが、この程受け入れ先が決まったようだ。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

フラワー・ショーの頃にピークを迎えるよう準備された美しい花々は、チェルシー・フラワー・ショー のオンライン上で鑑賞できるほか、受賞歴のある生産者などを通して販売される。

だが、オーガニック乳製品ブランド、ヨー・バレーのショー・ガーデン用の2000あまりの庭木や植物は、新型コロナウイルスの脅威にも負けず、ヒロイックな働きをしているNHS(国民保健サービス)のスタッフたちへの感謝を込めて、キングストン・ホスピタル、セント・ジョージズ・ホスピタルほかロンドンの5つの病院に届けられるのだという。

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