島原市は全業種支援　あす専決処分 テークアウト補助も

　長崎県島原市は28日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う独自対策として、売り上げ減の市内の全業種を対象に事業継続支援金を交付するなど計約4億311万円の対策事業を行うと発表した。30日に専決処分する。
　支援金の対象は法人と、農林水産業、フリーランスなどを含む個人事業主。3～5月のうち1カ月間の売り上げが2割以上の減少を条件に、減少額の3カ月分を交付する。法人30万円、個人15万円が上限。5月7日から申請を受け付ける。
　ほかに、市内の飲食物をテークアウトで提供する事業者に、商品の半額（上限500円）を補助。消毒液、マスク、防護服を購入し、備蓄や公共・福祉施設への配布用に充てる。