海外のマスコミに変な愛称をつけられた日本代表選手たち

日本人選手が海外で活躍すると必ずと言ってよいほど愛称をつけられたり、比喩をされる。ところが、その名前が日本人にはちょっとずれているかもしくはピンとこない。

今回は海外のマスコミが名付けた日本代表選手たちのヘンテコな名前集を振り返ってみよう。

寿司ボンバー(高原直泰、久保裕也、柿谷曜一朗)

高原直泰はハンブルガーSV、フランクフルトなどで活躍しドイツでは「寿司ボンバー」と呼称されていた。

2003年2月にオリヴァー・カーンの無失点記録(802分)を止めるゴールを決めている。

久保裕也もよく日本文化に例えられていた。ヘント時代に『sporza』から「2点目のゴールは、ユーヤ“寿司・ボンバー”クボによる逸品だった。」とコメントされたほか、『Het Nieuwsblad』は「サムライ」と呼称。

海外では日本=寿司のイメージから、日本では「ジーニアス」の愛称で知られている柿谷曜一朗もバーゼル時代に寿司ボンバーと例えられたことがある。

タキ(南野 拓実)

ザルツブルク時代からなぜか南野は「タキ(Taki)」の愛称で知られている。リヴァプール移籍前には「日本のネイマール」などとも例えられた。

今ではクロップ監督も「タキ」と呼んでいるようで、『metro』のような英国紙もそれにならい「Taki」と表記している。

Tシャツ(稲本潤一)

稲本潤一は若くしてアーセナルへ引き抜かれたが、当時のトップチームでは出番はなかなか得られず。日本人がユニフォームなどのグッズを買うビジネス的な意味合いで移籍したのではないかという揶揄から「T-Shirts」と呼称された。

このことは書籍「Britain and Japan: Biographical Portraits 第 7 巻」にも記載が残されている。

ウッシー(内田篤人)

ドイツ語つながりで言えば内田篤人も「ウッチー」ではなくドイツ読みの「ウッシー」の愛称で知られていた。

シャルケ04では1年目から活躍、チームメイトにはマヌエル・ノイアー、ラウールらがおりノイアーとの仲の良さも話題になった。

後に怪我に苦しんだが、放出の際にはさよならセレモニーも実施。ウッシー人気は最後まで健在だった。

日本のメッシ(久保建英)

幼い頃は「久保君」と呼ばれていたが、2018年に「これからは久保くんじゃなくて久保建英でお願いします」と自身が要望を出した。

気が付けば、今や「タケ (クボ)」とか「日本のメッシ」と例えられることが多くなった。

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