長崎県中総体 開催可否保留 判断は今月中旬以降

窓は開け、間隔を取って行われた県中体連の評議員、理事、専門委員長会=大浦中体育館

 県中学体育連盟(県中体連・竹市保男会長)は30日、長崎市の大浦中で評議員、理事、専門委員長会を開き、7月26日開幕予定の県中学総合体育大会(県中総体)の開催可否について判断を保留した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた協議で、今後は感染状況などを注視して検討を続け、5月中旬以降に最終判断する見通し。
 各郡市町中体連の会長、理事長、各競技の専門委員長らが出席。子どもたちの安全を第一に「実施」「中止」「延期」などを含めて方向性を話し合ったが、結論は出なかった。
 28日に日本中学体育連盟が、今夏の全国中学体育大会の中止を決定。九州中学体育連盟が協議している九州中学体育大会、県高校体育連盟が検討中の県高校総合体育大会(県高総体)の開催可否も判断に影響する可能性がある。
 竹市会長は「三者三様の意見があって決まらなかった。九州大会や県高総体の協議結果、各郡市町の意見など参考になる情報を集めて方向性を決めたい」と慎重な姿勢を示した。
 各郡市町中総体については5月に実施を予定していた壱岐市、新上五島町などが、延期の方向で調整している。

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