<レスリング>あなたも審判に挑戦してみては?…UWWがオンライン“判定ゲーム”を開発

UWWが開発したオンラインによる“判定ゲーム”

 世界レスリング連盟(UWW)の審判委員会と開発委員会は、コミュニケーション・チームと共同で「Scoring Situations」を製作。UWWの試合映像から選ばれた20のアクションのスコアを当てるオンライン・ゲームを開発した。

 赤のポイントか青のポイントか、2点か4点か、技を受けた選手のカウンターのポイントはあるか等、微妙なアクションばかりが集められ、3~4択の中から正解と思えるポイントを選択する。試合のレフェリーなら瞬時にポイントを上げなければならないが、オンラインの制限時間は30秒。ただ、動画の時間も含まれる。実質10~20秒の猶予。素早く映像を巻き戻すこともできるので、本物の審判よりは“恵まれている”。

 それでも難解なケースばかり。現役の審判でも、チャレンジの時のように動画を何度か見られるのならいざ知らず、瞬時の判断では全問正解は厳しいのではないか。「ファンへの挑戦」という言葉のあるタイトルの記事は、審判の学習ツールとして、審判以外の人は審判の視点で技の掛け合いを見てほしい、と要望を記載している。

 ネナド・ラロビッチ会長は「この危機の中で、世界中のレスリング・ファミリーと楽しくて有益な活動を行いたい。これらは基本的な質問ですが、いくつかのトリックがあります」とコメントし、ファンに“挑戦”した。

 下記のサイトにアクセスし、メールアドレスを入力。名前(ニックネーム)を記入してスタート。各質問ごとに得点が加わり、上位5人の氏名、自分が何位なのかが分かる仕組み。

 審判の大変さを理解するためにも、挑戦してみてはいかが? 問題は隔週で新しいものと変わるとしている。

《UWW #1 – Scoring Situations》

 

© 公益財団法人日本レスリング協会