コロナ緊急対策204億円　長崎、臨時県議会　補正予算案など上程

　臨時県議会は30日開会し、新型コロナウイルス感染症の緊急対策に伴う総額204億8800万円の本年度一般会計補正予算案など3件を上程した。会期は5月1日までの2日間。
　補正予算案には▽休業の協力要請に応じた事業者への協力金（26億6400万円）▽感染予防・拡大防止対策の強化（34億9700万円）▽県民生活・地域経済への影響対策（143億2700万円）を組み込んだ。
　クルーズ船コスタ・アトランチカ内でクラスター（感染者集団）が発生した問題について、中村法道知事は「県内の医療への影響を最小限にとどめ、県民の皆さまに安心していただくことが肝要」とし、入院患者が増えた場合に備えて「医療施設の充実や広域的な医療支援の要請など適切に対処する」と述べた。