長崎の漁業助けたい 市場や漁協から直接仕入れ、鮮魚や総菜販売

市場や漁協から直接仕入れた鮮魚などが並ぶ店内=長崎市、「長崎居酒屋 和」

 新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んでいる魚介類の消費につなげようと、長崎市大黒町の飲食店「長崎居酒屋 和」で4月29日から、市場や漁協から直接仕入れた鮮魚や総菜などの販売会が始まった。従業員の感染防止対策などを徹底しつつ、6日まで販売する。
 同店を運営する飲食業「F.デザインNAGASAKI」の永石一成社長(37)が企画した。アジフライや煮魚など総菜は約30品販売し、価格は200~300円。鮮魚は時価だが、29日はイセエビ1匹6千円、イサキ1匹500円、サザエ1個300円などの価格で販売した。鮮魚はスーパーマーケットで買うより3分の2から半額程度の価格で購入できるという。
 永石さんは「困っている漁業関係者を助けたい。お客さんにとっても、長崎の安くて新鮮でおいしい魚を改めて知るきっかけになると思う」と話した。販売時間はいずれも午前9時半からで、売り切れ次第終了する。問い合わせは永石さん(電095.895.5133)。

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