コロナでだらだら、生活にめりはりを 画面越しのダンススクール 壱岐「アンマーズ」代表・坂口さん

オンラインレッスンに取り組むアンマーズ代表の坂口さん=壱岐市郷ノ浦町

 幼稚園児から高校生までが所属するダンスチーム「アンマーズ」の代表と講師を務める。今は携帯電話の画面越しに生徒たちにダンスの指導をする日々。生徒たちはそれぞれの自宅などで練習に励む。みんなが別々の空間で踊る。
 新型コロナウイルスの影響で「3密」になるダンススタジオは閉鎖した。そこで目を付けたのが、会員制交流サイト(SNS)のライブ配信機能。離れた場所でも生徒の動作が見え、配信動画は保存できるので生徒が復習のために再視聴することもできる。
 「踊ることで運動不足の解消になるし、柔軟性の維持やメンタルケアのためにも必要だった」
 初級コース、上級コースに加え、生徒の母親などを対象にしたダイエットコースも開始。現在、約40人が登録し、運動不足解消の輪を広げる。5月6日までは無料、7日以降は1アカウントあたり月2千円。アンマーズ所属以外の人も参加できる。
 「コロナでだらだらしてしまい、せっかく積み上げてきたものが無駄になってしまう。生活のめりはりのためにも各自でできることを頑張ろう」とエールを送った。

 


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