「MLBドリーム・ブラケット」 Rソックスとレッズが決勝進出に王手

注目のシミュレーション企画「MLBドリーム・ブラケット」はいよいよ準決勝に突入した。準決勝はアメリカン・リーグ側がヤンキース対レッドソックス、ナショナル・リーグ側がドジャース対レッズの組み合わせで行われ、日本時間5月1日に第5戦までの結果が発表。レッドソックスとレッズがそれぞれ3勝2敗で決勝進出に王手をかけた。第6戦以降の結果は日本時間5月2日に発表される。

ヤンキースとレッドソックスの対戦は長年のライバル同士の直接対決となり、両軍にベーブ・ルースが登録されているなど注目ポイントも非常に多い。

第1戦はヤンキースのルースがペドロ・マルティネスとジョン・レスターから本塁打を放ち、1試合2本塁打の活躍を見せたものの、レッドソックスが7対5で勝利。第2戦はまたしてもヤンキースのルースがパワーを発揮し、サイ・ヤングと上原浩治から本塁打を放って1試合2本塁打。ルースの活躍もあってヤンキースが7対4で勝利したが、レッドソックスのルースはヤンキースのルースを内野ゴロに打ち取るなど3回1/3を無失点、6奪三振に抑える快投を見せた。

第3戦はレッドソックスが9回裏に二死満塁のチャンスを迎え、マリアーノ・リベラからカールトン・フィスクがこの試合4本目となるヒットを放って5対4でサヨナラ勝ち。しかし、第4戦はヤンキースのルースが準決勝5本目、今大会10本目となる本塁打を放ち、ヤンキースが10対7で打撃戦を制した。

両軍2勝ずつで迎えた第5戦はレッドソックス打線が爆発してヤンキース先発のホワイティ・フォードをノックアウトし、マルティネスは7回12奪三振2失点の好投を披露。9対2で大勝し、決勝進出に王手をかけた。なお、第6戦ではアンディ・ペティットとヤングが先発予定。ポストシーズン通算最多勝利記録保持者とレギュラーシーズン通算最多勝利記録保持者による投げ合いはどんな結末を迎えるのだろうか。

ドジャースとレッズの対戦はこれまでの3ラウンドで1試合平均2.6失点という安定感を誇るドジャース投手陣に、レッズの強力打線「ビッグ・レッド・マシン」が立ち向かう構図となる。

第1戦はレッズ打線がサンディ・コーファックスを5回途中で降板に追い込むなどドジャース投手陣から9点を奪ったが、先発のトム・シーバーが5回途中6失点でノックアウトされるなどレッズ投手陣は登板した7人全員が失点。ドジャースが14対9で打撃戦を制した。

第2戦は一転して投手戦となり、レッズは8回表にバリー・ラーキンがオーレル・ハーシュハイザーからタイムリーを放って1点を先制。ホゼ・リーホが8回無失点の快投を見せ、最終回をロブ・ディブルが三者凡退に抑えて1対0で逃げ切った。

第3戦は延長11回裏にジョージ・フォスターが本塁打を放ち、レッズが5対4でサヨナラ勝ち。その勢いのまま、第4戦では先発のマリオ・ソトが9回二死までドジャース打線を無得点に封じ、最後はドン・ガレットがコディ・ベリンジャーを三振に仕留めた。打線は25イニング連続無失点のドン・ドライスデールを攻略して6得点。6対0で快勝したレッズが決勝進出に王手をかけた。

しかし、第5戦ではドジャース先発のコーファックスが意地を見せ、8回途中まで1失点(自責点0)の好投。ロイ・キャンパネラ、デューク・スナイダー、ピー・ウィー・リースがそれぞれシーバーから本塁打を放ち、5対1で勝利した。第6戦では第2戦で投手戦を展開したハーシュハイザーとリーホが先発予定。決勝に進出するのはどちらのチームだろうか。

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