新型コロナウイルスの感染拡大を受け、神奈川県綾瀬市は、ひとり親家庭を対象に一律3万円の臨時特別給付金を支給することを決めた。自粛ムードに伴う企業の休業や学校の休校措置が続く中、生活に困窮するひとり親家庭は多く、支援が欠かせないと判断した。
市によると、児童扶養手当を受給している664世帯が対象になる。申請手続きは不要で、15日から対象者に支給を開始する。
財源には、財政調整基金を取り崩して充てる。事業費1900万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を4月28日に専決処分した。
市子育て支援課は「児童扶養手当受給者のうち約50％が非正規労働者で、休業により多大な影響を受けていると思われる」と支援の必要性を説明した。
