感染源・経路の解明は未定 長崎停泊クルーズ船

 長崎市香焼町に停泊中のクルーズ船コスタ・アトランチカで起きた乗組員の集団感染について、県の中田勝己福祉保健部長は1日の会見で、現時点で感染源・経路をどこまで解明できるかは未定との見解を示した。
 同船では乗組員623人のうち148人の感染が判明。中田部長は「疫学調査という点では原因を検証するのが一般的」としながらも、個室隔離されている乗組員に行動歴を聴取するには言葉の壁などの問題もあると説明。「得られたデータを専門家に分析してもらい見解を聞いた上で、どのような対応ができるのか考えたい」と述べた。


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