【球界名場面】「リストの返しが天才的」 金子千尋の“マエケン撃ち”にファン衝撃

広島・前田健太を迎え撃ったオリックス・金子千尋【画像:パーソル パ・リーグTV】

広島時代の前田健太が投じた148キロの直球をオリ時代の金子千尋が弾き返す

新型コロナウイルスの感染拡大を受けプロ野球の開幕は再延期が決まった。緊急事態宣言も出た今、「#Stay Home」プロジェクトも広がっている。選手、ファンにとってはもどかしい時間が続いているが、こんな時こそ過去の名場面を振り返り少しばかり気を晴らしてみてはいかがだろう。「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeではファンの心を満たすような映像を公開。ここではオリックス時代の金子千尋投手が見せた圧巻の打撃を紹介する。

正真正銘の“エース対決”を制したのは2014年5月23日、オリックス対広島戦(ほっと神戸)だった。この日の先発はオリックス・金子千尋、広島・前田健太のエース対決。2点リードの7回2死二塁の場面で打席には金子。この打席まで2打席連続見逃し三振に倒れていたが“チヒロー”のバットが火を噴いた。

1ストライクからの2球目。前田が投じた148キロの外角直球を捉えた打球はグングン伸び、センターオーバーのタイムリー二塁打に。まさかの1打に前田も驚きの表情を見せるしかなかった。

右投げ左打ち、打席に入った際にはイチローコールならぬチヒローコールが鳴り響いたほっと神戸で、金子が抜群の打撃センスを見せつけた。ちなみにこの試合は金子が8回7安打無失点で勝利投手に、前田は7回5安打3失点で負け投手となった。

広島の絶対エースから放った一打にファンも「全ては3打席目までの布石」「スイングが強打者のそれ」「左なのが意外」「ほんとセンスある」「リストの返しが天才的」と大絶賛だった。(Full-Count編集部)

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