特殊詐欺等の犯罪被害防止パトロール

 緊急事態宣言が出される中、外出を自粛している高齢者などを狙った特殊詐欺を防ごうという警察のパトロールが、きょう奈良警察署管内で始まりました。

 警察によりますと、県内では特殊詐欺が今年1月から4月末までに82件が確認され、前の年の同じ時期に比べ倍増しています。 そのうち固定電話に連絡がある手口がおよそ9割に達するといい、奈良警察署では外出自粛に伴い家にいる人が多くなる大型連休にあわせ、特殊詐欺への注意を呼びかけるパトロールを始めました。

 奈良警察署地域交通官の中西央太警視は「自宅におられる時に不審な電話を受けられるかもしれませんので、留守番電話にしておいて直接出ないようにお願します。 」と話しました。

 今後は新型コロナウイルスに伴う特別定額給付金に便乗した詐欺の発生なども懸念されており、奈良警察署では不審な電話があった時は、必ず家族または警察に相談してほしいとしています。

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