高齢者免許相談の対象地域拡大 神奈川県警、1市2町と連携協定

神奈川県警

 神奈川県警は1日、認知機能の低下などにより運転免許を失った高齢者への相談支援で連携する協定を、相模原、大磯、二宮の1市2町と結んだ。これで横浜、川崎、横須賀の3市と松田町を合わせて対象地域は4市3町に拡大し、高齢ドライバー対策の充実につなげる。

 県警は署や免許センターを窓口に高齢者から相談依頼書の申請を受け付け、自治体に申請者の情報を提供。それぞれの自治体が医療機関の紹介や日常生活の送り方などの相談に対応する。

 相談支援は3月末までに38人が利用。高齢ドライバーは将来的にさらなる増加が見込まれており、県警は今後も対象地域を拡大することで支援体制の強化につなげる方針だ。

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