長崎クルーズ船 乗員接触のタクシー運転手19人 健康観察終了

 三菱重工業長崎造船所香焼工場に停泊中のクルーズ船コスタ・アトランチカで新型コロナウイルスの集団感染が発生した問題で、長崎市は3日、乗下船した乗組員と接触したタクシー運転手19人全員の健康観察を終了したと発表した。
 市によると、タクシー運転手19人のうち18人はPCR検査などで陰性を確認。残り1人は別の疾患で通院しており、主治医が検査の必要はないと判断した。いずれも乗組員との接触から2週間が経過している。
 市のこれまでの発表では、4月1~20日までに延べ33人の乗組員が乗下船。必要な物資を買うために量販店に行ったり、タクシーで長崎空港に移動したりしていた。

 


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