壱岐市は、市ケーブルテレビの番組で介護予防教室を放送している。健康運動指導士らが番組でエアロビクスや体操などをし、視聴する市民はアドバイスを聞きながら一緒に体を動かすことができる。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、市が高齢者を対象に各町で開く介護予防教室「はつらつ元気塾」は2月末から中止。健康運動指導士で同塾講師の久保田恒憲さん(69)が市に提案、取り組みが始まった。
放送は1日4回、1回15分ほど。4回とも違う内容で、もともと同教室で開催していたプログラムをテレビ番組用に編成し直した。
テレビを見ながらエアロビクスで体を動かした郷ノ浦町の辻川登志代さん(87)は「運動は久しぶり。なかなかやれんやったけど体を動かせて良かった」と話した。