8割が生活満足 「病医院までの距離」に評価 川崎市調査

川崎市役所

 川崎市は、2019年度の市民アンケート結果を公表した。総合的な生活環境について、「満足している」と「まあ満足している」と回答した人の合計は81.3%で、前年度から1.4ポイント上昇した。生活環境の満足度は増加傾向で、5年前との比較で7.4ポイント、10年前との比較では11.7ポイントの増加となった。

 アンケートは市が定期的に行っているもので、無作為抽出した市内在住の18歳以上(外国人を含む)3千人に郵送で実施。昨年11~12月に1567人が回答した。

 総合評価では、「満足」が16%で18年度から1.9ポイント減ったものの、「まあ満足」が65.3%で同3.3ポイント増えた。「少し不満である」と「不満」の合計は15.9%で、1.1ポイント減った。

 分野別では、「病院や医院までの距離」に関する評価が最も高く、「満足」と「まあ満足」の合計は78%だった。「買い物の便利さ」が77.7%で続き、最下位は「市民館、図書館、スポーツ施設などへの距離」で52.5%だった。

 市ホームページでアンケート結果の詳細を公表しているほか、概要版は各区役所や図書館で見ることができる。

© 株式会社神奈川新聞社