在宅の子どもに弁当お届け 飲食店支援でキャンペーン 水上村商工会青年部

子どもたちに届ける弁当の仕分けをする水上村商工会の青年部員たち=同村

 水上村商工会青年部は27日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校で自宅にいる子どもたちに弁当を届ける「コロナに負けるな応援キャンペーン」を始めた。29日を除く5月1日まで、1日50食限定で販売している。

 昼食の心配をしながら働く保護者に加え、相次ぐイベント中止で売り上げが減る商工会加盟の飲食店などを支援しようと企画。村から補助される活動費の一部を充て、仕入れ価格600円を1個100円で販売中。

 村内の保育園児から中学生までの保護者を対象にSNSなどで募り、注文を受け付けた。28日は民宿が作ったハンバーグやマカロニサラダなどが入った弁当を、青年部の6人が手分けして自宅に届けた。

 井上将史部長(37)は「自分たちにできることはないかと企画したが、予想以上に喜んでもらえているようだ」と話した。(坂本明彦)

熊本日日新聞 2020年4月29日掲載

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