米スポーツ局ESPNのミラー記者が「イチロー・スズキこそがヒットキングだ」と主張した
イチロー氏の日米通算4367安打の世界記録が再び米メディアで議論となっている。オリックス時代の1278安打を加えた“日米合算記録”を世界記録とする見方は様々だが、米スポーツ局「ESPN」のサム・ミラー記者は「イチロー・スズキこそがヒットキングだ」と主張した。
プロ野球は1996年まで130試合制。イチロー氏がNPBで最後にプレーした2000年までは135試合制だった。大リーグのレギュラーシーズン試合数(162試合)より試合数が少なかったことから、ミラー記者は「試合数が多いMLBにおける出場機会なら、イチローは(20歳から26歳までの6年間で)1400安打くらいは打っていただろう。日本時代より多い安打数となる」と指摘。「ピート・ローズは依然としてMLBのヒットキングになり得る存在だ。ローズは明らかにMLBの他の誰よりも安打を放った。しかし、イチローこそがヒットキングなのだ。彼がキング・オブ・ヒットなのだ」と主張していた。
同局のジェフ・パッサン記者は自身のツイッターで「イチローが真のヒットキングだ」とする同僚記者の主張を紹介。ファンからは賛否両論、多くのコメントが寄せられた。
「幾分そう思う」
「同感」
「そうは思わない。がしかし、そう思うのも理解できる」
「そうは思わないが、アメリカで生まれていたらそうなっていたかもしれない」
「ピート・ローズ」
「絶対そうだ」
「イチローはどういうわけか過小評価されている選手だと思うけど、海外のリーグでの安打数は(ヒットキングを決める指標として)考慮できないよ」
カナダ紙モントリオール・ガゼットは1日(日本時間2日)にローズ氏がエクスポズ(現ナショナルズ)時代の84年にコルク入りバットを使用していたと報じた。禁止バットを使用していたことが事実なら、イチロー氏とローズ氏の「ヒットキング論争」が新たな展開を見せることになりそうだ。(Full-Count編集部)