Fリーグ大阪監督・永井義文が語る「現代社会と家庭環境における3つの教育問題」

お久しぶりです!永井義文です。

2020年4月からFリーグ・シュライカー大阪のトップチームで監督をしています。

まずこのコラムの連載の間が空いてしまったことお詫びします。すみません。言い訳させてもらいますと、2018年から監督業を始めたことで忙しくなったから、、、です、、、すみません!

再開のチャンスをQolyさんから頂いたので、懲りずにまた読んでいただければ嬉しく思います!

さて、今回の主題は「現代社会と家庭環境における3つの教育問題とは?」です。

実は、元々Qolyさんでコラムを始めた目的は「現代社会と家庭環境における3つの教育問題」を少しでも改善する手助けがしたいという思いがきっかけなのですが、今回は特にその思いと強くリンクしたテーマと言えるかもしれません。

では、早速、「兄弟家族のコミュニケーション不足」、「家族や兄弟や仲間と助け合い高め合う協力心の不足」、「挑戦心の不足」の三つの教育問題を取り上げていきます。

現代社会は、インターネットやスマートフォンの普及により、情報が溢れた時代となりました。

その影響は大人たちにだけではなく当然子供たちに強く与えています。短時間に得られる情報量は増え、情報を入手するために要する時間や越えなくならないハードルは格段にダウンしました。

しかし、その一方、昔のように兄弟姉妹で協力して調べ物をする機会は少なくなり、個人の力で簡単に情報を手にできるようになりました。さらに、両親は共働き、子どもは学校の後に毎日のように習い事を行い、家族で共に過ごす時間も少なくなっています。

そのような日常が兄弟間や家族のコミュニケーション不足を生み、誰かと協力する機会も減少し続けていると思います。

幼少期の「永井兄弟」

また、夢や目標に向かうその過程で「失敗したらこうなる」、「この挑戦にはこのようなリスクがある」などの情報もチャレンジする前に得ることができる社会となりました。

もちろん、情報が簡単に手に入る事のメリットは決して少なくありません。

リスクを事前に回避することで成功率を高められることはあるかもしれませんし、チャレンジするプロセスの効率化も図れるかもしれません。限られた時間の中で成果を上げるための一つ手段と言えるでしょう。

ですが、情報の入手が容易になったことで予防線を張り易くなった弊害として、挑戦することに臆病になる子どもが増えているように感じます。

挑戦するという事は成功も失敗もあります。

「失敗よりは成功のほうがいい」と考えるのは至極普通のことですが、「人は誰かと協力し、挑戦する過程で成長するものである」ということも忘れてはいけません。

そして、兄弟姉妹で切磋琢磨することができれば、目標の達成スピードは加速していくのです。

「永井兄弟は二人ともどうやって日本代表まで成長したの?」

「永井兄弟はなぜそんなに仲が良いの?」

「お父さんやお母さんからどういう教育を受けてきたの?」

「永井兄弟のように挑戦する子どもになって欲しいのですが、どう教育したら良いですか?」

「弟さんへの関わり方で何か意識することはありますか?」

このような質問をよく受けていて思った事は「僕ら兄弟の関わり方や、父や母に受けてきた教育を伝えることで、少しでも皆さんの力になれるのではないか?」このように思うようになりました。

「人は誰かと協力し、挑戦する過程で成長する」ことを伝えたい

Qolyさんにご協力いただき、不定期連載コラムとしてお届けする事で、皆さんのお役に立てれば嬉しいです。よろしくお願いします。

では次回の投稿でまたお会いしましょう!機会があればこれまでのコラムも読み直して頂けたら嬉しいです!

【永井義文の過去コラムはこちらから】

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