長崎市と西海市 スポーツ施設や図書館など再開へ 観光施設は休止延長

 緊急事態宣言の延長に伴い、長崎県など感染が抑制されている34県で施設使用制限が緩和されたことを受け、長崎市と西海市は5日、市有の図書館やスポーツ施設などの利用再開を決め、観光施設などは利用休止を延長した。
 長崎市は閉鎖中の図書館や公民館、体育館、プールなど市民向け91施設について11日から再開する。グラバー園や端島(軍艦島)、出島、長崎原爆資料館など市有の57観光施設などは5月末まで閉鎖期間を延長、6月1日からの再開を目指す。
 西海市は図書館や体育館など67施設の利用を11日から再開する。市は「密集、密閉、密接の3密を避ける対策をした上で利用してほしい」と呼び掛けている。レジャー客が訪れるキャンプ場併設の公園や七釜鍾乳洞など13観光施設、2公衆浴場は31日まで利用休止を継続する。
 このほか対馬市は閉鎖中のキャンプ場5カ所の利用休止を31日まで延長する。島外からの訪問自粛を図るためで、市は「離島は医療体制が十分でない。新型コロナが収束後においでいただけたら」としている。


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