長崎停泊クルーズ船 陰性乗組員5人が帰国

コスタ・アトランチカ

 長崎市の三菱重工業長崎造船所香焼工場に停泊しているクルーズ船コスタ・アトランチカ(イタリア船籍、8万6千トン)で新型コロナウイルスの集団感染が発生した問題で、県は5日、感染していない陰性の外国籍乗組員5人が下船し、帰国の途に就いたと明らかにした。国籍は明らかにしてない。
 また5日未明に下船したフィリピン国籍の125人はチャーター機で長崎空港から羽田空港を経由し、マニラに到着したという。
 陰性者の下船は3日に始まり、5日までに181人が帰国。現在、陽性の5人が長崎市内の指定医療機関に入院しており、船内には陽性、陰性合わせて438人が残っている。6日も19人が帰国する予定。

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