加藤勝信厚生労働相は6日、新型コロナウイルス感染症の対応現場の実情を把握するため、県立循環器呼吸器病センター(横浜市金沢区)を視察した。
同センターは感染者のうち、酸素吸入が必要な中等症患者を受け入れる県の重点医療機関の一つ。5日現在、中等症19人、疑似症2人の計21人を受け入れている。
加藤氏は黒岩祐治知事とともに、田尻道彦所長の案内で患者が入院している1階南病棟を視察。症状に応じて対応を分類する県独自の医療体制「神奈川モデル」についても医療従事者らと意見交換した。
視察後、加藤氏は記者団の取材に「(神奈川モデルは)それぞれの役割分担を明確し、医療提供体制の充実を図っている。全国の先駆けで国としても参考になるものだ」と述べた。黒岩知事は「日本のモデル、世界のモデルになるような流れを一緒に作っていけたら」と応じた。