現在新型コロナウイルスの問題で中止、延期を余儀なくされている欧州リーグ。しかし試合の大半はすでに終わっており、その中で多くの選手が台頭してきた。
今回は『Sportskeeda』から「今季最も優れたパフォ―マンスを見せた若手センターバックTOP5」という記事を紹介する。
チャーラル・ソユンジュ
クラブ:レスター・シティ
チャーラル・ソユンジュは、新型コロナウイルスの問題でプレミアリーグが中断に追い込まれるまで、レスター・シティで非常に印象的な2019-20シーズンを過ごしていた。
ハリー・マグワイアがマンチェスター・ユナイテッドに移籍した後、レスター・シティの守備は崩壊の危機かと思われた。しかしそこでポジションを確保したチャーラルは、昨季プレーした4試合で見せたポテンシャル以上のものを見せつけた。
攻撃的で、強く、勇敢だ。1試合あたり1.8回のタックルを成功させており、今最もエキサイティングなディフェンダーの一人である。またボールを持っても奪われることは少なく、今季のロストは1回だけだ。当然ながら、多くのビッグクラブが彼の存在に注目している。
ジョー・ゴメス
クラブ:リヴァプール
ジョー・ゴメスの特筆すべき能力は、最終ラインのどこでもこなすことができるバーサタイルな部分である。さらにトランジションのスピードに優れており、アレクサンダー=アーノルドらが攻撃に出た際のカバーリングも得意だ。
フィルヒル・ファン・ダイクの相棒としては、以前はジョエル・マティプが定着していた。しかしライバルの負傷で出番を得たジョー・ゴメスのパフォーマンスは印象的なもので、それからポジションを明け渡すことはない。
ただスピードがあって強いだけではない。俊敏性にも優れ、危険をよく予測し、ファン・ダイクとの連携もとてもいい。将来のスターであるのみならず、現在でもかなり優れた、経験豊かな選手だ。
ウナイ・ヌニェス
クラブ:アスレティック・ビルバオ
常に素晴らしいディフェンダーを生み出してくるバスク地方の新作、アスレティック・ビルバオの若き才能ウナイ・ヌニェス。今季は12試合の出場だが、そのプレーは非常に印象的なものだった。
レアル・マドリーとの試合では、相手に70%のポゼッションを許しながらも、最も際立っていたのはビルバオで守備を任された彼のプレーだった。11のクリアを記録し、様々なピンチを防いでいた。
4バックと3バックを使い分けたビルバオでは、ヌニェスは主に後者でチャンスを得た。しかし試合出場時間は不足していることから、この夏にも移籍が噂されている。インテル、バイエルン、アーセナルなどが狙っているそうだが…。
ダヨ・ウパメカノ
クラブ:RBライプツィヒ
ウパメカノはRBライプツィヒの攻撃の起点となり、そして守備に回るたびに相手のチャンスの芽を摘んでいく。ティモ・ヴェルナーも「彼より速いディフェンダーを見たことがない。しかも信じられない体格がある」と絶賛している。
フランス代表ではまだプレーの機会がない。U-21代表でスタメンを取れなかったとき、ラルフ・ラングニック氏は「彼より優れた4人のDFがいるなら、見てみたいものだね」と皮肉った。
多くの人々が彼のことを「守備のエムバペ」と考えており、次なるスペシャルな才能だと信じている。来季はおそらくビッグクラブへと羽ばたくことになるだろう。
マタイス・デ・リフト
クラブ:ユヴェントス
2018-19シーズンにアヤックスで素晴らしいシーズンを戦った後、バルセロナやバイエルンなど多くのクラブに狙われたデ・リフト。10代でキャプテンを務めた彼は最終的にユヴェントスへと加入することを決めた。
その運動能力と技術、さらに試合に対する情熱に優れている。アヤックスで育成されたため、ボールを持っても素晴らしいプレーをすることができる。
一時期ユヴェントスへの移籍は失敗かと思われたが、キエッリーニの長期離脱により定期的な出番を獲得。やや時間はかかったものの、今やその能力を存分にイタリアで発揮している。